🇺🇸米国長期金利 × 日本株 感応度マップ金利が上がった「理由」で、効く銘柄は入れ替わる

過去に米国の長期金利が動いた局面

それぞれの局面が 7 通りの型のどれに当たるかを分類しました。 書いているのは「いつ、何があったか」という公表・報道された事実と、そこから読み取れる 仕組みだけです。株価や金利の変動幅は載せていません。手元で検算できない数値を書くと、それだけで信用できない資料になるためです。

2024-09-18ほぼ織り込まれていた

FRB が 4 年半ぶりに利下げを開始

インフレの落ち着きを確認した FOMC が政策金利の引き下げを決定し、2020 年 3 月以来となる利下げに転じた。

この局面の型:🕊️ ディスインフレ・利下げ期待型の金利低下

ここから読めること:利下げ局面の入口。金利低下で報われる利回り資産と、円高で削られる輸出企業がはっきり分かれる型。同じニュースで保有の中の勝ち負けが入れ替わる。

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2024-08-05事前には読みにくかった

日米金利差の急縮小と円急騰、日本株の急落

前週の日銀の利上げ決定と、米国の雇用統計が市場予想を下回ったことが重なり、日米の金利差が急速に縮小した。円が急騰し、円を売って他の資産を買う取引(円キャリー)の巻き戻しが起きて、日本株は急落した。

この局面の型:📉 景気減速型の金利低下

ここから読めること:米国の金利が下がることが、日本株にとって逆風になりうるという実例。日米金利差の経路が縮まる側に動くと、輸出・商社の追い風が一気に消える。米国の金利低下を無条件に好材料と読むと足をすくわれる。

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2023-10一部は読めていた

米 10 年債利回りが 16 年ぶりに 5% 台へ

米国の財政赤字と国債の増発、格下げをめぐる見方から、長い側の金利を中心に上昇し、米 10 年債利回りが 2007 年以来となる 5% 台を付けた。

この局面の型:🏛️ 財政・需給型の金利上昇

ここから読めること:景気やインフレではなく、国債の需給と財政の持続性が理由だった型。カーブの長い側だけが立ち、REIT・不動産・インフラといった長期の借入で資産を持つ側に強く効いた。

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2022-03一部は読めていた

FRB が利上げを開始し、その後大幅な連続利上げへ

インフレの高進を受けて FOMC が利上げを開始し、その後は 1 回あたりの引き上げ幅を拡大した連続利上げに移った。米国の長期金利は大きく上昇し、株式と債券が同時に下落した。円安も進んだ。

この局面の型:🔥 インフレ再燃型の金利上昇

ここから読めること:5 本の経路のうち 4 本が同じ向きに効いた、逃げ場のいちばん少ない局面。日本株では円安の恩恵を受ける輸出・商社だけが残り、グロースと利回り資産が同時に削られた。

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2021-02一部は読めていた

リフレトレードによる米長期金利の上昇

ワクチンの普及期待と米国の大型財政政策を背景に、景気回復を織り込む形で米国の長期金利が上昇した。景気敏感株が買われ、一方で高 PER のグロース株は売られた。

この局面の型:🚀 好景気型の金利上昇

ここから読めること:同じ「金利上昇」でも、この型では金融・素材・商社が買われた。株式全体が下がる型と、業種が入れ替わるだけの型があるという最初の分かれ目。

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2020-03事前には読みにくかった

コロナ危機で米長期金利が過去最低水準へ

新型コロナウイルスの世界的な拡大を受け、FRB が緊急の利下げでゼロ金利に戻し、国債の買入も再開した。米 10 年債利回りは過去最低の水準まで下がった。株式は世界的に急落し、円は買われた。

この局面の型:🌊 危機型の金利急低下(質への逃避)

ここから読めること:「金利が下がればグロース株が買われる」が最も通じない型。割引率は下がったが、リスク選好の悪化と円高がそれを完全に飲み込んだ。

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2018-10一部は読めていた

米 10 年債利回りが 3% 台に定着し、世界株安

FRB の利上げ継続を背景に米国の長期金利が 3% 台で定着し、10 月に入って米国株を中心に世界的な株安となった。高 PER のハイテク株の下げが目立った。

この局面の型:🔥 インフレ再燃型の金利上昇

ここから読めること:金利の「水準」がある線を越えると、株式との比較でお金の置き場が入れ替わる。割引率の経路が最も分かりやすく効いた局面。

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2015-12-16ほぼ織り込まれていた

FRB が 9 年半ぶりに利上げ(ゼロ金利政策の解除)

FOMC が政策金利の誘導目標を引き上げ、2006 年 6 月以来の利上げに踏み切った。ゼロ金利政策が解除された。

この局面の型:🚀 好景気型の金利上昇

ここから読めること:事前に十分に織り込まれていた利上げ。実施そのものより「次のペース」で相場が値付けされた。読まれきった金利上昇は、当日ほとんど動かないことがある。

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2013-05事前には読みにくかった

バーナンキ・ショック(量的緩和の縮小示唆)

FRB のバーナンキ議長が議会証言で量的緩和の縮小(テーパリング)に言及し、米国の長期金利が世界的に上昇した。新興国からは資金が流出した。

この局面の型:🏛️ 財政・需給型の金利上昇

ここから読めること:景気が良くなったからではなく「国債を買う主体が減る」という需給の話で長期金利が上がった型。利回り資産と新興国が真っ先に売られ、業績の話とは無関係に価格が動いた。

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7 通りの型の一覧

上の局面はすべて、この 7 つのどれかに当てはめています。

収録している記録は 2024-09 までです。それ以降の局面は含まれていません。 金利がこれからどちらに動くかは予測していません。

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